まず、エキスプレス社の強みである「一気通貫」体制が、実際の仕事でどのように活かされているか教えてください。
やはり、企画段階でクライアントから伺ったご要望が、納品まで一切ぶれることなく形にできる点が一番の強みだと感じています。以前、銀行のクライアントから「外から見られたくないので、目隠しをしてほしい」というご相談をいただいたことがありました。もちろん、ただシートを貼るだけでもご要望は満たせます。しかし、私たちはそこで一歩踏み込み、「そのスペースを、新たな広告面として活用しませんか」と提案したのです。
具体的にはどのような提案をされたのですか?
ガラス面に当社の製品であるファブリックサインを吊るすことで、目隠しという目的を果たしつつ、広告訴求もできるという二つの価値を提供する案です。最終的に、クライアントにも大変喜んでいただくことができました。もし企画だけを担当していたら、制作工程や完成形を具体的にイメージできず、ここまで踏み込んだ提案は難しかったかもしれません。企画から納品まで、すべての工程に責任を持って携わるからこそ、クライアントの想像を超える価値を提供できる。それがこの仕事の面白さですね。
全ての工程に携わることで、ご自身の成長にも繋がりますか?
まさにその通りです。机に座っているだけでは得られない現場の知識や経験が、次の提案をさらに強く、説得力のあるものにしてくれます。単なる価格競争ではない、アイデアと実行力で信頼を勝ち取る。そのためのリアルな学びが、若手のうちから得られるのは大きな魅力だと思います。